美肌の敵は「内臓の老化」
健康的な美しさに年齢は関係ありません。
70歳でも肌が生き生きとして美しく輝いている人もいれば、30歳でも肌が荒れて老人のように見える人もいます。30歳を境にして肌荒れや目じりの小じわ、ほうれい線が気になりはじめます。
肌荒れや小じわの原因としては、
・皮膚の表面が乾燥する
・肌の表皮が乾燥する
・肌の表面下にある真皮層のコラーゲンが減少する
など、様々挙げられます。
乾燥の改善として化粧水やクリームでの対応を考えますが、忘れがちでおろそかになってしまうのは内臓からくる肌への影響です。
内臓の老化現象が、美肌を阻害する根本的な原因になっています。特に、腸内の環境悪化、つまり「腸内の老化現象」が血行不良をもたらし、肌が荒れたり、首や肩のコリがひどくなったりします。
この根本的な原因を無視して表面的な対策を講じるだけでは、いつまでたっても美肌を取り戻すことはできません。
「腸内環境の悪化」→「血行不良」→「肌荒れ」
なんで内臓が老化するの?
『なぜ内臓が老化するのか』
内臓の若返りを目指す前に、まずは内臓が老化する原因を知りましょう。
そして原因は、「代謝力の減退」にあります。この代謝力が正常に働き向上しなければ根本的な若返りは不可能なのです。
代謝力が減退し、内臓が老化してしまうと弱い臓器の部分に病気が出るようになります。例えば、がんは代謝異常が原因で発生します。代謝異常(老化現象の一つ)が起きると活性酸素(体のサビ)が発生し、遺伝子を傷つけます。すると、細胞のコピーミスが起こりがんが発生します。
「病気を治す」とは、病気の原因を取り除き、健康な体質に変えてしまうことです。病気を治すのはあくまでも本人の自然治癒力です。
代謝力って何?
代謝力とは、私たちの身体の維持活動に必須なエネルギーを獲得し、成長するために必要な栄養素を合成するための体内で起こるすべての生化学反応のことです。
「食物の栄養を吸収」→「体内に巡らせ細胞を活気付かせる」→「正常に消化する」という基本的な作用のことです。
美肌と健康の基本は代謝力にあり
いつまでも若く、美肌を保って健康でいたいですよね?そのためには、代謝力を維持、向上させることが最も重要です。
代謝は4つに分けられます。
「運動エネルギー代謝」「新陳代謝」「社会的精神代謝」「生態的精神代謝」
これら4つの代謝能力の約」80%を占めているのが「新陳代謝」です。新陳代謝を正常にし。向上させることこそが若さと健康の近道なのです。
新陳代謝って何?
人間の身体はおよそ60兆個の細胞からできています。そして1日に約5,000億個もの細胞が死んで、新たに生まれていきます。この細胞の生まれ変わりが「新陳代謝」といわれるものです。
・身体の恒常性維持(ホメオスタシス)に必要なホルモンの合成
・酵素の産生
・様々なたんぱく質形成
・タンパク質合成に必要な代謝
・臓器本来の機能に必要な基礎エネルギーをつくる代謝(基礎代謝)
これらもすべて新陳代謝です。
代謝力とミトコンドリア
「ミトコンドリア」とは、人間の60兆個のさいぼうの一つひとつに寄生している生き物です。
《ミトコンドリアの役割》
・食べた栄養を運んでエネルギーに変換してくれる
・体内エネルギーの貯蔵・供給・運搬を仲介している重要物質であるATPという物質をつくっている
・不要になった成分を尿・汗・二酸化炭素として体外に排出してくれる
ミトコンドリアが正常に動くと代謝が向上するため、太りにくくなり、自然にダイエットが可能になります。しかも、肌は美しく若々しくなります。ミトコンドリアは「生命維持装置」として非常に重要な役割を担っています。
珪素(ケイソ)とミトコンドリア
代謝力に大きく関わるミトコンドリアですが、その活動を支えている元素は、構成成分である珪素です。つまり、ミトコンドリアは「珪素」でできています。
ミトコンドリアは細胞の酸化を防ぎ、エネルギー代謝や免疫力の向上を担ってもいますが、珪素が不足すると、代謝異常をおこし活性酸素(体のサビ)を大量に発生します。すると、エネルギー代謝や免疫力が低下し、生活習慣病の原因となってしまいます。
珪素と身体の関係についてはコチラから閲覧できます
<引用・参考文献>「すべては代謝力 珪素でつくる理想のからだ」